依存症家族教室すずらん
当院では、依存症患者様のご家族を対象とした家族教室を開催しています。
依存症の回復にはご家族の支えが必要です。
当事者が回復のために努力しなければいけないのはもちろんですが、
その努力を支えるのは最も身近にいるご家族です。
当事者が回復のために努力しなければいけないのはもちろんですが、
その努力を支えるのは最も身近にいるご家族です。
しかし、依存症は“家族ぐるみの病気”といわれ、依存症という病気のために、家族の機能がうまく機能しなくなっていることが多い・・・つまり、当事者の言動により、身も心も傷つき、疲弊し、家族の機能を果たせなくなっていることが多いといわれています。
ですから、ご家族にも回復が必要と考えています。
また、当事者を支えたいと思っていても、実際どう支えたらよいのかわからないご家族も多いのではないでしょうか。そこで、依存症に関する適切な知識と具体的な援助法などについて、みなさんと一緒に考えていくのがこの家族教室です。
私たち病院スタッフの願いは、当事者の回復とともに、ご家族に笑顔が戻ることです。
この家族教室がご家族の支えとなり、また、少しでもホッとしていただける場になれば幸いです。
<目的>
- 依存症について勉強し、家族としてできることは何なのかといったことについて考える。
- 家族同士の交流により、悩みや辛さを共有したり、情報交換できる場を提供する。
<開催日>
-
勉強会 [毎月第2土曜日 10:00~11:30]内容(例)①回復の法則
②依存所とは
③対処法(1)
④対処法(2)
⑤家族を支える
⑥家族の回復 -
茶話会 [毎月第4土曜日 10:00~11:30]家族として苦しかったことや悩んでいることなどをざっくばらんに話し合います。同じような体験をもつ家族同士の交流を通して、苦しんでいるのは自分たちだけではないということを実感し、共感的に自分たちの体験を聴いてもらうことで癒しがもたらされます。そうすることで、少しかもしれませんが、心に余裕が生まれ、”またがんばろう”という前向きな気持ちが芽生えてくるはずです。時には先輩家族からアドバイスを受けることもできるかもしれません。※『個人的な内容は外部には漏らさない』という約束の中でおこなっています。安心してお話ください。
<依存症家族教室すずらんへの参加を希望される皆様へ>
家族の依存症の問題で悩んだり苦しんだりしているご家族であれば、どなたでもご参加いただけます。参加を希望される方は、開催日にご来院ください。また、詳しくお知りになりたい方は臨床心理室までお問い合わせください。